茂木弘道の本:

『文科省が英語を壊す』(中公新書ラクレ)(\720+税)(2004.9.発売)

/好評発売中といきたいところだが、そろそろ片隅に置かれているかも知れないので、書店にしっかり書名と出版社を言うこと。
 茂木弘道のぼやき:
 結構話題になり、新聞、雑誌などで取り上げられたが、題名が災いして「小学校の英語教育批判の本」といったイメージを持たれてしまったのは、不本意。本当は、日本での効率的な英語学習(教育)はどうあるべきかということを「常識論」を否定して提起しようとしたものです。受験英語有用論もその一つ。使える英語習得という見地から見て、受験英語の位置づけを日本で=世界で初めて総括的に行った本である、と自負しているのに、受験生、高校生、大学生がこの本に着目してくれていないのは残念な限り。いや社会人で英語に苦労している人にも役に立つはずなのになあ。
書評、インタビューなど:
・ 産経新聞インタビュー:
・ 産経新聞書評:
・ 日経新聞書評:
・ 読売新聞書評:
・ 教育新聞書評;
・ Amazon Book Review:

 『小学校での英語教育は必要ない!』(大津由紀雄編著)(慶応大学出版会)(\1800+税)(2005.5発売)
 茂木弘道いわく:
 2004年12月18日に慶応大学で、このテーマで大公開シンポジウムが行われました。800人の聴衆が集まり、5時間近い白熱討論が展開されたのです。慶応大学の大津先生が主催したものですが、偉い先生に交じって茂木も参加。前著が大津先生の目に止まった為です。その成果が、この本となったもの。9人の偉い先生と、1人の唯我独尊氏が執筆していまして、小学校の英語教育論の決定版といっていい内容の本ですぞ。10人が中心となって、40人ほどの専門家に呼びかけ、文科省大臣に「小学校英語教科化見直し」の要望書を7月19日に提出しています。真面目にこの問題を考えようという人は、まずは読まないと、話しにならない?
 (茂木執筆の章「今どき小学英語などとたわごとを言っている時か」のコピーを無料提供!どうぞお申し込みを)

 

『小学校に英語は必要ない。』(講談社)(¥1500+消費税)(2001.4発売)
  茂木弘道曰く:
 小学校への英語導入が行われそうだという情報を耳にし、そんなばかなことをしてどうするんだと思ったので、実態がどうなのかを少し調べてみたら、驚いた。英語!英語!と大騒ぎしているくせに、今の中学の英語の時間は、週3時間+αになっているんです。我々の時代、よくは覚えていないけれど、週4時間から5時間あったはずですよね。そして小学英語などという寝言を言ってるんです。要するに、1977年の学習指導要領で、「ゆとり教育」という方針が打ち出されて、授業時間が10%削減されて以来、英語もほかの科目と同じように減らされこそすれ、増えてなんかいないという現実を確認したのでした。そればかりではなくて、「ゆとり教育」の英語版は、会話路線重視とも結びついていて、文法、読解を思い切って削減する内容だったことに気づいたのです。たとえば、それまでの文型37が、いきなり22に減らされ、文法事項が21から13に減らされたのです。40%ほどの削減率です。その後さらに減らされています。そしてその結果やいかに?TOEFLアジア最下位への「転落」でした。
 こうした馬鹿馬鹿しいことをやっていな不がら、その反省ゼロで、小さいときからやれば楽をしてうまくなりはずだ、などという超非科学的な願望に基づいて、小学校に英語を導入してもいいことは一つもありませんよ、ということを論理的実証的に明らかにしたのが本書です。
 さらに、この頃ある意味では軌を一にして現れたのが、英語を日本の第二公用語にしようという愚論でした。この愚論もっともらしい言葉を駆使して、さも立派な論であるかのように、当時の首相小渕さんへの答申として提出されたのでした。この愚論をほぼ完膚無きまでに論破した章がありまして、この章は中公親書ラクレ「論争・英語語が公用語になる日」に掲載されました。
 ずいぶん書評に取り上げられたり、講演依頼が来たりしたのですが、残念ながら小学英語は導入されてしまい、またこの本も在庫残ゼロになったにもかかわらず、再版してもらえませんでした。今手に入れようとしたら、古本市場で探すか、図書館で探すかありませんですね。私のところにも一冊しか残っていません。

『論争・英語が公用語になる日』(中公親書ラクレ)(鈴木義里編)(2002。1.発売)(¥800円+消費税)
  茂木弘道曰く:
 『小学校に英語は必要ない。』の中の1章がここに乗っています。日本の21世紀構想に関する報告で、英語を第2の公用語に、という愚論を小渕首相に提言するというエセ知識人集団のおつむの程度をはっきり暴露した「好論文」であると自負しています。
 この本には、賛成派の雄船橋洋一をはじめ、批判派の渡部昇一等々一流の論客の賛否の論が掲載されています。大いに勉強になる本です。しかし、いちばん勉強になるのは、「えいご公用化にプラスはあるのか」という某氏の論文であるとうぬぼれています。
 この本はまだ書店にもありますから、それを疑う方は書店に走り、この本を買って自分でお確かめください。決して無駄ではないと思いますよ。

『「ゆとり教育」が国を滅ぼす』(小堀桂一郎編著)(小学館文庫)(2002.3発売)
  茂木弘道曰く:
 ゆとり教育の正体を10人の論客(なんとその中に私ごときが入れていただいた!)が、論理的実証的に解明した画期的な本です。それに気がつかない人が多いので残念です!
 まだまだ内容は古くなっていません。読んで無駄ではありませんぞ。小生は。「ゆとり教育は現出するまで」と題する章と、「英語:会話も文法もできなくなる」の章とを担当させていただいたが、今読み返してみても恥ずかしくない内容ですぞ。どうしてもっと売れなかったのか!嗚呼!

『ゆとり教育の落とし穴』(国民会館叢書45)(¥400)(2002.9発売)
  茂木弘道曰く:
 これは大阪の国民会館で講演したものが、シリーズの叢書となったもの。
 内容的にいえば、「ゆとり教育」の本質をもっとも分かりやすく、全体的に紹介している本ある、と自信を持って言えます。
 もしうそだと思うなら読んでください。
(国民会館の電話番号:06-6941-2433)

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